── 起業に関するQ&A ──
Q.1円で起業できるって本当ですか?
A.資本金は1円から起業することができます。
しかし、資本金が1円しかない場合の起業には、当然リスクが付きまといます。
参考:1円で起業するためには
これまで、起業するには最低資本金が必要でした。
その金額は有限会社で300万円。
株式会社ではなんと1000万円もの費用が最低限のノルマとして課されていました。
しかし2003年の2月から、新事業創出促進法の一部が改正されたことにより、
資本金1円から起業することが可能となったのです。
しかしそれには、一定の条件も付けられました。
それは「設立日から5年以内に最低資本金まで資本金を増やさなければならない」
というもので、これを守れなかった場合には組織変更か解散を余儀なくされます。
参考:1円起業に必要な物
1円で起業が出来ると聞くと、随分お手軽なものだと誤解しがちです。
しかし実際には登録免許税や定款認証手数料がかかり、
最低でも20~30万円の初期費用が必要となります。
起業後すぐに上手くいくとは限りませんし、当面の運営費用も必要となります。
決してお手軽な起業とは考えず、十分な資本金を用意してから起業すべきです。
参考:1円起業のメリット
強い起業意欲や、どの大手企業にも負けない素晴らしいアイディアを持ちながら、
資金が用意できなければ、むざむざチャンスを逃してしまうことになります。
数多くの起業家の夢が、資本金という高い山に阻まれてきました。
しかし、新事業創出促進法の一部が改正されたことにより、
資本金1円から起業できるということは、多くの方にとって希望となったことは言うまでもありません。
これは資本金を、「まだ」用意できていない方にとっては大きなチャンスなのです。
期限内に目標を達成できるような、しっかりとした事業計画を立てることさえできれば、
目の前には無限の可能性が広がっているのです。