── 会社をつくろう ──

8.定款とは

会社法の改正により、資本金1円からでも株式会社の設立ができるようになりました。
設立の敷居が下がった現在では、会社設立の手続きを、行政書士等の専門家に委任してしまうかできるだけ
自分自身で行うか、悩む人も多いのではないでしょうか。

会社設立の手続きは大きく分けて2つあります。
1つは、公証役場での定款の認証の手続き。もう1つは法務局での会社の登記の手続きです。

定款とは、会社の目的・組織・業務等について、根本規則が書かれているもので、別名で「会社の憲法」とも呼ばれるほど大事なものです。

定款の構成は「絶対的記載事項」「相対的記載事項」「任意的記載事項」の3つに分けられます。

定款の作成に関しては、インターネットの情報や書店の会社設立の本が多数あるので、ひな形を参考にし自分自身で作るという選択肢もあります。但し、決められた通りに作成しないと認証を受けれないことは勿論ですが、公証役場で認証されても、事業目的や類似称号に問題があり法務局が認めてくれないということもあります。
そのような事になってしまった場合、約9万円が無駄になってしまうので、細心の注意が必要です。

また定款の変更には株主総会における特別決議と登録免許税が必要になります。

商号変更・目的変更・本店移転(管轄内)・・・3万円
本店移転(管轄外)・支店設置・有限会社から株式会社への移行・・・6万円
役員変更・・・1万円

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