黒字になるまで11年

5,6年くらい前から、このオフィスグリコのボックスを往査したクライアントの職場でぽつぽつ見ること増えました。はじめは、これはなんだろ??儲かるのかな??とその存在自体を不思議に思っておりましたが、今日のヤフーニュースによると前期初めてこの事業が黒字になったそうです。事業開始したのが02年のようですので、黒字化まで実に11年もかかったということになります。

私たちが起業を考えるときに、自分の事業がどのように伸びていくか、直線でだんだん伸びていくことをつい想定してしまうのではないでしょうか。1か月後は月商30万、2か月後は60万、3か月後は90万、というようにです。

高度成長期のように作れば売れるという時代であればそうだったのかもしれませんが、実際の売り上げの伸びはこのように順調にはいかないことがほとんどかもしれません。現実はずっと、横ばい、横ばい、横ばい、そしていつか跳ねあがる、こういう売上の立ち方はベンチャー企業であればよくあるケースかと思います。

事業立ち上げ当初は、思い描いていた売上とのギャップに耐え切れず心がずたずたにやられるのですが、いつか急浮上するということを信じて、少なくとも半年、長くても3年くらい耐えなければならないということも出てくるかと思います。もちろん、このオフィスグリコのように11年我慢するなんてのは、我々ベンチャー起業家には資金面等いろんな面で到底不可能な話なのですが・・。